大腸・肛門専門外来について
大腸・肛門専門外来とは?
例えば、トイレで出血があった時、大腸からなのか肛門からなのか、はっきり分からない事はよくありますよね。そんな時に消化器内科か肛門科のどちらを受診すべきか迷われることも少ないでしょう。当院では、消化器内科×肛門科両方の専門医が在籍していますのでご安心ください。そもそも肛門科の専門医は全国的に非常に少なく、内視鏡も肛門疾患も両分野とも専門的に診断、治療ができる施設は全国的に少ないのが現状です。大腸か肛門かどちらか分からない状態で当院を受診されて大丈夫です。専門医が原因、検査、治療についてご説明できるよう、大腸肛門専門外来を設けていますので、お気軽にご相談ください。
こんな症状でお困りではありませんか?
一つでも当てはまる症状があれば、早めの受診をおすすめします。
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排便時に出血がある
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肛門に痛みや腫れ、かゆみがある
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便秘が続き、お腹が張る
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下痢が何日も続く、または便秘と下痢を繰り返す
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お腹がゴロゴロ鳴る、ガスが溜まりやすい
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便が細くなった、残便感がある
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お尻にできものがある、違和感がある
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痔が悪化して、日常生活に支障が出ている
これらの症状は、日常生活の質を大きく低下させるだけでなく、中には大腸がんなどの重篤な病気が隠れている可能性もあります。
大腸・肛門疾患の原因と診断
大腸・肛門のトラブルは、その原因も症状も多岐にわたります。
例えば、痔は、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなし、排便時のいきみ、便秘、妊娠などが原因で、肛門周辺の血管がうっ血して腫れたり、皮膚が切れたりして発生します。これは、まるで水道管が詰まったり、圧力がかかりすぎたりして、水が漏れてしまうようなイメージです。
便秘や下痢は、食生活の乱れ、ストレス、運動不足、腸内環境の悪化などが原因で起こります。腸の動きがスムーズでなくなると、便が滞ったり、逆に排出されすぎたりしてしまうのです。
これらの原因によって引き起こされる症状を正確に診断するためには、専門的な検査が必要です。当院では、問診で症状を詳しくお伺いした後、必要に応じて触診や肛門鏡検査を行います。肛門鏡検査では、肛門内部を直接観察することで、痔の種類や状態、ポリープの有無などを確認できます。
さらに、大腸全体の健康状態を詳しく調べるために、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)が非常に重要です。これは、大腸の中を小さなカメラで隅々まで見て、炎症やポリープ、がんといった病変がないかを直接確認する検査です。早期にポリープを発見できれば、その場で切除することも可能です。これにより、将来的な大腸がんのリスクを減らすことにもつながります。
当院でできること
広島DS内視鏡・日帰り手術クリニックでは、「安心」「丁寧」「ちいさな病変も見逃さない」をモットーに、患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。特に、デリケートな大腸・肛門の診察は、経験豊富な専門医がプライバシーに最大限配慮しながら行いますのでご安心ください。
内視鏡検査は、最新の機器を使用し、鎮静剤を用いることで苦痛を最小限に抑え、快適に受けていただけます。診断結果は「わかりやすく」丁寧に説明し、納得いただいた上で最適な治療方針をご提案いたします。必要に応じて日帰り手術にも対応しており、患者様の負担を軽減できるよう努めています。
「こんなこと相談していいのかな?」と迷う必要はありません。大腸や肛門のどんな些細なことでも、ご気軽にご相談ください。皆様の快適な日常生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。