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■ 痔核とは? いぼ痔はさらに、直腸側にできる「内痔核」と肛門側にできる「外痔核」に分けられます。
■ 痔核はどうしてできる? 肛門周辺の粘膜の下には、血管が集まって肛門を閉じる動きを補助するクッションのような部分があります。ここに排便時のいきみや長い排便時間、妊娠・出産などが原因で、肛門への負担が重なると、クッションを支える組織(支持組織)が引き伸ばされ、クッション部分が大きくなります。これが痔核(いぼ痔)です。 ■ 痔核はどんな症状? ・排便時に血が出る ・便が出きっていない気がする(残便感がある) ・肛門に違和感がある ・肛門のまわりにイボがある ・排便時に脱出する感じがする ■ 痔核の治療は? 保存的治療 ■ とうげ外科胃腸科医院での日帰り手術について ①内痔核硬化療法;ALTA(ジオン)療法 ALTAとは硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸水溶液のことで、2005年3月に登場した硬化剤です。いぼ痔を切らずに注射で治す新しい治療法で根治が可能です。ALTA療法は4段階注射法ともいい、一つのいぼ痔に対し4か所注射します。注射したところは硬くなり、脱出や出血が改善します。注射による痛みや出血はほとんど無く日帰り治療が可能です。 |
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■ 痔ろうとは?
肛門周囲膿瘍は、肛門小窩という小さなくぼみにばい菌が入ることにより突然腫れてしまいます。膿を切開、あるいは破裂して膿が出ることで完全に膿瘍が消失しまうこともありますが、多くの場合、肛門内のくぼみと排膿した穴との間にばい菌のトンネル(瘻管;ろうかん)が残ってしまいます。これを痔ろうと呼びます。瘻管が残ってしまうと根治手術が必要となります。
![]() 手術をしないで炎症を繰り返してしまうと、瘻管が複数に増えたり、枝分かれしたりと複雑になってしまい、治療が難しくなります。 ■ 痔ろうはどんな症状? ・肛門の周囲がはれてズキズキとした痛みがある ・おしりから、膿が出ている ・発熱(38~39℃)がある ■ 痔ろうの治療は?
■ とうげ外科胃腸科医院での日帰り手術について ①切開開放術 瘻管を開放し、底部からの治癒をはかります。瘻管が括約筋を深く貫かない浅い痔瘻に適応となります。 ![]() ②括約筋温存術 痔瘻の管をくり抜き、瘻管を切除します。肛門変形のリスクが低く、短期間で治癒が得られます。 ![]() ③シートン法 痔瘻の管を切除し、ゴムを留置します。術後1か月くらいより、ゴムを締めていき、自然脱落をはかります。肛門変形のリスクが抑えられます。 ![]() いずれの術式も日帰り手術が可能ですが、瘻管が肛門の深い部位を通る場合や、瘻管が複雑な場合は、入院治療が必要となります。当院では、術前に肛門超音波検査にて瘻管の走行を確認します。 |
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■ 裂肛とは? 肛門の出口付近が切れて起こります。便秘で硬くなった便が、肛門の粘膜を傷つけてなることが多いとされます。何度も切れ痔を繰り返すと難治性となり、瘢痕や見張り疣などができます。慢性化すると薬で治癒することは難しく、根治術が必要となります。![]() ■ 裂肛はどんな症状? ・排便時に痛みがある ・排便後に痛みが残る ・お尻を拭いた紙に血がつく ・便に鮮血がつく ・便が細くなる 保存的治療 ・生活習慣指導;排便習慣の見直し ・裂肛切除術 ・側方皮下内肛門括約筋切開術(LSIS)
■ とうげ外科胃腸科医院での日帰り手術について ①裂肛切除 慢性裂肛、見張りイボ、肛門ポリープを切除し、創部を整えます。 ![]() ②側方皮下内肛門括約筋切開術(LSIS) 括約筋の緊張が強いことが裂肛の原因と判断された場合は、内括約筋の一部を切開し、肛門の拡張をはかります。 ![]() ③肛門形成術(SSG法) 慢性裂肛および瘢痕狭窄部を切除し、狭窄を解除します。切除部が再び瘢痕狭窄をきたさないように、肛門管外の皮膚と縫合し、切除部分に肛門皮膚をスライド(減張切開)させます。 ![]() いずれの術式も日帰り手術が可能ですが、肛門狭窄が高度で術前に十分な診察ができない場合は、入院治療が必要となります。 |
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■ 麻酔方法と日帰り手術 ⇒ 当院での日帰り手術の特長と流れ
■ 術後の経過と注意点 |
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