日帰り手術

  • 日本大腸肛門病学会認定施設
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日帰り手術について

外科領域の手術が日帰りで可能です。

日帰り手術とは、手術当日に来院し、その日のうちに帰宅できる手術計画のことです。 一般に、手術のために入院が必要となると、仕事や家庭、学校など生活リズムへの影響が大きいですが、日帰り手術では早期に社会復帰できるなど、生活面への影響が少ないため、“手術はしたいけれど入院はできない”という方に有用な治療計画です。

手術室

【当院での日帰り手術の対象となる病気】

上記に挙げた病気は自然治癒することがなく、少しずつ悪化するため、いずれも手術の対象となりうる疾患です。

    【予約状況】 ※ 2024.3/16現在

    肛門手術 2024.3/27以降
    下肢静脈瘤手術 2024.3/27以降
    土曜日指定 1か月待ち

とうげ外科胃腸科の日帰り手術の特長

  • 1.静脈麻酔により眠った状態で手術を行います。

    日帰り手術を可能とするには、苦痛を最小限とする安全な麻酔と確実な手術が必要です。
    当院では、手術はすべて眠っている間に行いますので、身体や心への負担を少なくすることができます

  • 2.最先端の技術を取り入れ、専門性の高い治療を行っています。

    手術後の疼痛対策は、術後のケアで最も重要な要素の一つです。当院では、手術法(低侵襲術式)、麻酔法(TLA局所浸潤麻酔等)の工夫により、術後の苦痛を最小限に抑えるようにしています。
    対象となる病気はすべて日帰りが可能ですが、入院で行う手術法と変わりのない、根治性の高い手術を行っています。
    当院では、全国の日帰り手術専門施設にて多数経験し、対象となる病気全ての資格認定を有する外科専門医が手術を担当いたします
    当院は、日本外科学会により「外科専門医制度修練施設」に認定されています。

    認定証
  • 3.内視鏡検査と日帰り手術が同日に可能です。

    当院では、皆様の通院に伴う生活リズムへの影響を最小限にすることを重視しています。
    日帰り手術と内視鏡検査を同日に施行することが可能です。特に肛門疾患で出血症状がある方は、大腸内視鏡を積極的に勧めています。肛門の術後には傷の保護が必要であり、すぐに大腸内視鏡ができないため、腸内の出血性病変がないことを術前に確認することは非常に重要です。

  • 4.安全で快適な術後体制(手術直後にご自身での移動はありません)。

    術後のぼんやりしている状態では、手術台から回復室までの移動で転倒する危険性がありますが、当院では、横になったままストレッチャーで手術室から回復室へ移動しますので、安全に移動ができます
    ご自身での移動がないため、ご高齢の方や体の不自由な方にも、安全に安心して手術をうけていただけます。ゆったりした個別の回復室をご用意しておりますので、快適にゆっくり休んでいただけます
    付き添いの方の待合スペースも設置していますので、皆様にリラックスして休んでいただけるように配慮しております。

  • 5.手術後のサポートをしっかり行います。

    手術をした当日に帰宅することへの不安を感じられる方は多くいらっしゃいます。
    その不安を解消し、患者さんが十分納得され、安心して日帰り手術を受けていただけるようサポートをいたします。手術が決まった際には、術後のケアの要点や注意事項などを丁寧にご説明させていただきます。
    手術翌日に受診されない方には、こちらからご連絡させていただきますので、不安な点などを相談していただくことが可能です。

日帰り手術の流れ

  • 日帰り手術は予約制となっています。

    受診される前に、あらかじめ希望される手術日を電話にて相談(確保)することも可能です。
    (手術適応の有無は術前診察にて担当医が判断いたします。)

  • 1.受診日

    診察、手術説明、術前検査、オリエンテーション

  • 2.手術当日

    手術開始の30分~1時間前に来院

    手術(手術時間に加え、麻酔の導入や覚醒の時間が加わります)

    回復室で安静(手術後1時間程度)

    術後診察、帰宅

  • 3.術後診察

    1週間以内に行います。

  • 4.定期診察

    2週間程度の間隔で定期診察を行います。

日帰り手術の条件

  • 日帰り手術の適応疾患であること
  • ご本人が日帰り手術を希望されていること
  • 心臓や呼吸器系などの重い基礎疾患がないこと

などです。

当院での日帰り手術の対象となる病気

肛門疾患(痔核、痔ろう、裂肛など)

“切らずに治す”ジオン硬化療法を行っています。

  • 痔核は肛門部の疼痛や、出血、脱出などの症状を引き起こす病気であり、肛門部の静脈の流れが悪くなり腫れたもの(静脈瘤)や、支持組織の脆弱化が原因と言われています。
  • 当院での内痔核の手術方法は、ジオン注射療法(四段階注射法)と結紮切除術を主に行っています。ジオン注射療法は、痔核を切らずに治すことができ、本邦で広く普及しています。切除しないため術後の苦痛は少なく、手術時間も10分程度です。しかし、痔核の大きさや形態により、注射治療のみでの根治が難しい場合は、やはり結紮切除術が必要です。結紮切除術の場合にも、半閉鎖法を用いた術式や麻酔の工夫により、術後の苦痛を軽減することが可能です。結紮切除術の手術時間は10~30分程度です。
  • 麻酔は局所麻酔と静脈麻酔を併用し、眠っている間に手術を行います。体格の大きい方や、痔核が大きい方は低位腰椎麻酔や仙骨硬膜外麻酔を行う場合もあります。
  • 当院では、日本大腸肛門病学会専門医・指導医(Ⅱb ; 肛門科)、臨床肛門病技能認定医・指導医の資格を有する副院長が手術を担当します。
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肛門疾患

下肢静脈瘤

最新の血管内レーザー手術を行っています。

  • 下肢静脈瘤は立ち仕事や妊娠をきっかけに下肢の静脈の流れが悪くなり(逆流)、血管が腫れてしまう病気です。治療は硬化療法や手術がありますが、逆流をしている大きな血管は手術しかありません。
  • 当院では、下肢静脈瘤のレーザー手術(波長1470nm)とストリッピング手術(静脈抜去術)を行っています。特に理由がない場合、体への負担の少ないレーザー手術が可能です(90%以上)。
  • 麻酔は静脈麻酔と局所麻酔を併用して眠っている間に手術を行います。手術時間はレーザー手術で30分、ストリッピング手術で50分程度です。
  • 当院では、日本脈管学会専門医、血管内レーザー焼灼術実施医・指導医の資格を有する副院長が手術を担当します。
  • 手術はすべて保険適用です。
詳しい下肢静脈瘤の解説へ
下肢静脈瘤

日帰り手術についてのよくある質問

こちらのページをご覧ください。

鼠径ヘルニア診療終了のお知らせ

鼠径ヘルニアの新規受付は、令和3年11月30日をもちまして終了させていただくこととなりました。 ご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程お願い申し上げます。

※現在術後で通院中の患者様は、引き続き診察を受付いたします。