とうげ外科胃腸科医院

広島,肛門科,胃内視鏡,大腸内視鏡,下肢静脈瘤
とうげ外科胃腸科医院

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健康コラム

 

足の病気について

切れ痔の治療について (西広島タイムス)

 

切れ痔の治療についてのコラムが西広島タイムスに掲載されました。

 

 


 

切れ痔は裂肛(れっこう)といい、主に硬い便により肛門の出口付近の粘膜が切れてしまい発症します。

多くは排便の調整と外用剤(坐薬や軟膏)で治癒しますが、繰り返すと徐々に硬い瘢痕や肛門ポリープを形成し、難治性となります。

一旦、慢性化した裂肛は元には戻らず根治術が必要となります。

治療法は①肛門拡張術 ②裂肛切除術 ③側方内括約筋切開術 ④肛門形成術
などがあり、瘢痕などの付随病変の程度や狭窄の度合いによって治療法を選択します。

 

いずれも日帰りで治療することが可能ですが、高度の狭窄を伴う場合は入院での治療が必要となる場合があります。

【日常生活の注意事項】
①硬い便や下痢便を避ける
②出血や痛みがあった場合は外用剤を使用する
③刺激物を控えめに


 

 

足の病気について

下肢静脈瘤治療 ~レーザー治療について~ (西広島タイムス)

 

下肢静脈瘤手術(レーザー治療)についてのコラムが西広島タイムスに掲載されました。

 

 

 


下肢静脈瘤は、日本人の10人に1人がなる非常に身近な病気です。

この病気は、静脈内の血液の逆流を防止する弁が壊されてしまい、血液が逆流することで発生します。足から心臓に戻る血液の一部が、また足に下がってくるわけです。

加齢、妊娠、立ち仕事などが原因となります。動脈瘤とは異なり、放っても破裂することはありませんが、自然治癒もありません。

進行してくると「足がつる」「むくむ」「だるい」などの症状が出現し、さらに重症化すると「皮膚炎」や「皮膚潰瘍」が生じます。

飲み薬はなく、弾性ストッキングで悪化防止ができます。

根治治療は手術のみとなります。

従来は、静脈抜去術(ストリッピング術)といい、足を23か所切開して静脈を抜き取る手術が行われていましたが、最新の血管内レーザー治療は皮膚を切らない治療が可能です。この治療は、静脈内に細いファイバーを挿入し、レーザーで静脈を焼灼(しょうしゃく)することで病気となった静脈を閉塞させる治療法です。静脈を抜き取らなくても逆流を止めることで、その治療効果は従来法と同等とされています。皮膚を切らないため、痛みも少なく、日帰りで治療することが可能です。

レーザー治療は、どの病院でも行われるわけではなく、認定された施設のみで治療が可能です。
当院は、
血管内レーザー焼灼術の実施施設、実施医、指導医として認定されています。


 【日常生活での対応策】

     長時間の立位(坐位)を避ける

     日中の弾性ストッキング着用

     就寝時の下肢挙上

     適度な運動

     適度なマッサージ
 

▸ 当院のホームページ、監修した情報サイト(病気スコープ)も参考にしてください。
 

 

胃と腸の病気について

大腸ポリープ切除術 ~コールドポリペクトミーについて~ (西広島タイムス)

 

大腸ポリープ切除術(コールドポリペクトミー)についてのコラムが掲載されました。

 

 

 


大腸がんは、食事の欧米化が要因ともいわれ、生活習慣が大きく関わる病気です。その多くは良性のポリープ(腺腫)からがんに移行します。つまり、腺腫を切除することで、がんの予防ができます。※コールドポリペクトミーについては、「胃・大腸内視鏡検査」のページをご参照ください。
大腸ポリープは自覚症状がありませんので、検診が非常に重要です。肛門からの出血や腹部の張り、便の不整(便秘や下痢)など何か症状がみられた際は、検査をすることをお勧めします。

【大腸がんのリスクを上げる可能性がある生活習慣】
   喫煙 … 可能性あり
   肥満 … ほぼ確実
   飲酒 … 確実
  糖尿病 … 可能性あり 
保存肉/赤肉  … 可能性あり
 

【大腸がんのリスクを下げる可能性がある生活習慣】
  運動 … ほぼ確実
食物繊維 … 可能性あり 
カルシウム… 可能性あり

※国立がん研究センター「日本人のためのがん予防法」より引用

 

 

足の病気について

エコノミークラス症候群について 

※ 西日本豪雨災害にて避難所生活や車中泊、長時間の運転をされている方、または被災者の家族、知人の方に知って(啓発して)いただきたい病気です。
 

エコノミークラス症候群とは、長時間の同じ姿勢により、足の血流が悪くなることで発生する血の塊(血栓)が、血流に乗って肺に到達し、呼吸困難を引き起こす病気です。

この病気は、長時間の飛行機の搭乗や、狭いところで座ったままになるなど、足を動かすことが少なければ、どこでも発生する可能性があります。長時間にわたる車の運転や車中泊、さらに災害時の避難所への滞在時も注意が必要です。

エコノミークラス症候群になると、足の腫れや胸の痛み、息苦しさなど、さまざまな症状が現れます。症状が重度の場合、命に関わることもありますので、予防が重要となります。

 

血栓やむくみ予防にはふくらはぎの筋ポンプ作用(ふくらはぎを使った運動)が非常に重要です。
詳しくは、当院健康コラム『足のむくみについて』のページをご覧ください。

 

【エコノミークラス症候群の予防法】

①歩行する

②足を動かす(足首上下運動)

③長時間の同じ姿勢(立ちっぱなし、座りっぱなし)を避ける

④マッサージ(ふくらはぎを揉む)

⑤水分を十分にとる

⑥弾性ストッキングを着用する
 
② 足首上下運動 ※日本静脈学会 2018年7月エコノミークラス症候群に関する緊急声明より引用
 

 

大腸と肛門の病気について

排便時の出血について 

 

Q.便が硬いとよく出血します。大丈夫ですか?
 

A.肛門から出血する病気の多くは、「肛門の病気」と「大腸の病気」に分けられます。肛門の病気で出血する代表例は「いぼ痔」と「切れ痔」です。大腸の病気で出血する代表例は「大腸憩室」、「大腸炎」、「大腸がん」です。一般的に、新鮮血であれば肛門から、赤黒い場合は腸からの出血と認識されていますが、必ず一致するわけではありません。便が硬い時に限って鮮血の出血がある場合は、痔が原因である可能性が高いですが、出血が頻回になったり、粘液が付くなど、症状の変化がみられる場合は、痔と思い込まずに必ず専門医にご相談ください。痔と思っていたら、診察を受けて大腸がんがみつかるというケースは、決して稀ではありません。近年、大腸がんが増えています。抵抗はあると思いますが、大腸や肛門の診察を受ける勇気が大切です。

 

表:肛門から出血する大腸肛門の病気

 

 
 
肛門の病気
 
腸の病気
 
出血の性状
 
新鮮血(きれいな赤色)
 
赤黒い血液
 
代表的な病気
 
いぼ痔
 
憩室出血
 
切れ痔
 
大腸炎
 (潰瘍性大腸炎・虚血性腸炎)
直腸肛門部腫瘤
 
大腸がん
 

 

 






 

 

脳の病気について

認知症の食事療法について 

 

認知症の予防に食事療法が有効とする研究の報告があります。
ラッシュ大学医療センターの研究チームは、1000人を対象にマインド食を取り入れるグループと取り入れないグループに分け、10年間に渡り調査を行いました。
その結果、マインド食を取り入れたグループは、アルツハイマー病のリスクを53%も減らしたそうです。

この結果から、マインド食は、認知症の予防にも効果があると言われています。

マインド食とは、下記に記載されている10種類の健康に良い食品を積極的にとり、5種類の健康に悪い食品をなるべく避けるというものです。


この食事療法の特徴は、健康的な食事として知られる「地中海式ダイエット」と「DASHダイエット」の長所を組み合せたものとなっています。DASHダイエットとは、高血圧を予防し治療するために推奨される食事療法のことです。

積極的に摂取する食材をざっと見ますと、何かに気づきませんか?
これらすべて、腸活にとても重要な食材ばかりなのです。抗酸化作用をもつ食材も多く含まれており、同時にアンチエイジングもできるというわけです。さらにはメタボ対策にも重要な食材です。

認知症予防、便秘解消、アンチエイジング、生活習慣病予防、など一石二鳥どころではありません。

この食事療法は、家庭内でも外食でも、意識すればいつでもすぐに開始できる手軽さもメリットです。
さらなる健康増進のため、是非取り入れてみてください。

 

 

肛門の病気について

排便をスムーズにする理想的な姿勢

 排便をスムーズに行うために、「姿勢」は非常に重要な要素の一つです。人間の体は元々、背筋が真っ直ぐの状態では、自然に便塊が漏れてしまわないように、直腸と肛門の位置関係が直線ではなく、屈曲しています。そのため直腸まで便塊が下りてきてもすぐに肛門から出ることなく、一旦直腸に貯留され、便意が生じることにより肛門より排泄されます。

この排泄の時に必要なのが「排便姿勢」です。現代では多くの生活環境が洋式トイレですが、スムーズな排便のためには、先述した直腸と肛門の角度を直線にする必要があるのです。その姿勢は、フランスの彫刻家ロダンの彫刻「考える人」のような前傾姿勢が良いとされています。

排便が思うように出ない方は、この「考える人」のように前傾姿勢を試してみてください。ご高齢の方など、前傾がうまくできない方は足台を置くのも有効です。

ただ、長時間の排便は痔の原因になってしまうので、あまり“考えすぎない”ようにしましょう。

 

 

 

肛門の病気について

肛門掻痒症

 

「肛門掻痒症」は文字通り肛門周りが“かゆくなる”病気です。

肛門周囲に炎症が起きることで、皮膚がただれたり、かぶれや湿疹を伴うこともあります。

原因は、便の付着状態が続くことや、反対にウォシュレットの使い過ぎ、ペーパでの拭きすぎ、石鹸による洗いすぎなどの過度な清潔もかゆみの原因となります。カンジダによる皮膚の炎症が原因となることもあります。

予防・治療は、肛門の清潔を保つことが必要ですが、過度の洗いすぎや石鹸による刺激を加えないことが必要です。どちらかというと、後者の過度な清潔が原因となっていることのほうが多いので、かゆみが強い場合は、肛門に刺激を与えないように注意が必要です。また、体温が上がった場合もかゆみが悪化する場合があるので、風呂上がりや睡眠時には注意が必要です。

治療は外用剤(塗り薬)を使用します。ただ、刺激を与えないという生活習慣がとても重要で、これが守れない場合に治療が長引くこともあります。

 

 

 

胃と腸の病気について

過敏性腸症候群の食事療法について 

 

以前にも健康コラムでご紹介しましたが、過敏性腸症候群とは、腸に炎症などがなく、主にストレスが原因で下痢や便秘を繰り返す病気です。日本人の10人に1人がこの病気にかかっているといわれており、腹痛を伴う便秘や下痢の症状で悩まれている方は非常に多いとされます。

今回は、その過敏性腸症候群の食事療法に関して、最近話題のFODMAP(フォドマップ)食についてご紹介します。

 

 


FODMAPとは、 
Fermentable Oligosaccharides(発酵性オリゴ糖)
Disaccharides(二糖類)
Monosaccharides(単糖類)
And
Polyols(ポリオール)

の頭文字をつなげた言葉です。
 

糖類の多くは消化酵素で分解され小腸で吸収されますが、FODMAPは小腸で吸収されにくいため、そのまま大腸に到達します。そして大腸内での発酵が進み、過剰なガスが発生し、そのガスが大腸を圧迫し下腹部の不快な症状を引き起こします
過敏性腸症候群で悩まれている方には低FODMAP食をお勧めします。
 
反対に、上の表にも挙げたようなヨーグルトや漬け物(高FODMAP食)を食べると、症状が悪化する可能性があります。

ただ、注意したいのは高FODMAP食にも栄養価の高い食材や便秘に有効な食物繊維を多く含むものもたくさん含まれます。ヨーグルトなどの乳製品は便秘に有効であることもご存知の通りです。

低FODMAP食は、症状の強い時に短期間(数週間)から開始して、症状が落ち着いたら元の食習慣に戻すという食事法をお勧めします。





 

 

足の病気について

足のむくみについて 

 

足のむくみについて悩まれている方は非常に多くいらっしゃいます。症状に気付くきっかけは、足のすねを押しても引っ込んだま戻らないとか、靴下の跡がつくとか、夕方になるとヒールが履きにくくなるなどの症状が代表的なものと思います。

 
むくみが起こる原因は、以下のような病気が挙げられます。

1.脈管異常(下肢静脈瘤・静脈弁不全・深部静脈血栓症・リンパ浮腫)
2.臓器障害(心不全・肝硬変・腎不全)
3.その他(外傷・熱傷・感染症・薬の副作用・生理現象)


 日常生活の中で、例えば長時間立位の美容師の方や長時間坐位の事務員の方などは、足に血流がうっ滞しやすくなるといわれています。これは、足の筋肉、とくにふくらはぎの筋肉を使わない時間が長いと、足にたまった静脈血流が心臓に送られないことが要因の一つとされます。

このように、生活習慣でもむくみを引き起こすことがありますので、仕事の最中も予防を意識することが重要です。


上記の図はむくみ解消のためのふくらはぎの筋肉を使う簡単な予防法です。

①歩く
②つま先上げ運動

その他にも立位の場合は屈伸運動も有効です。
仕事中にも簡単にできる運動ですので、是非試してみてください。
 

 

 

肛門の病気について

痔の予防のために重要な5つの習慣 

 

肛門は人体のなかで、とても繊細な部分の一つです。ちょっとした便秘や冷え、アルコールなどが原因で痛くなったり、腫れてしまったりします。反対に、清潔を意識しすぎて、排便後に擦りすぎることが原因で肛門周囲の炎症が起きてかゆくなったりすることもあります。
薬で治療できる場合は良いのですが、手術が必要となる場合もあるので、痔の予防が非常に重要となります。
痔の予防の代表的なものを以下に挙げます。

 

1、便秘・下痢をしない

2.トイレは短時間で強くいきまない

3.長時間の同じ姿勢を避ける

4.おしりを冷やさない

5.アルコールや刺激物は控えめに


 

上記の5つの習慣は、痔になっている方も実践すると改善する生活習慣となります。
痔で悩まれている方は是非実践してみてください。

 

 

 

足の病気について

下肢静脈瘤Q&A (西広島タイムス)

 

下肢静脈瘤について特集が掲載されました。

 

 

 
脚のむくみや血管が浮き出ているなどの症状がある方は、超音波検査で血流を調べることができますのでお気軽にご相談ください。
 

 

がんを遠ざける5つの習慣

がん予防を目的とした生活習慣の重要性 

 

がんの原因は喫煙や飲酒、食事などの生活習慣に関わる場合も多く、生活習慣の改善によりある程度、がんは予防できることがわかっています。

 

1、禁煙する

2.食生活を見直す(塩蔵品を控える)

3.適正体重を維持する

4.身体を動かす

5.節酒する

 

上記の5つの習慣は、数を多くこなすほどリスクが低くなることが分かっています。5つの習慣すべて行うと、男性43%、女性37%もがんのリスクが低下することがこれまでの研究でわかっています(SasazukiS, et al. PrevMed. 2012;54:112-116.)

 

2人に1人ががんにかかる時代です。少しでも対策を行うことが健康寿命をのばすために必要です。20178月に1800名弱の廿日市市民を対象としたアンケートでは、2人に1人ががん対策を行っています。まだ実行できていない皆さんも生活習慣病と類似した対策ですので、できるところから実行しましょう。

 

胃と腸の病気について

大腸がんの検診の重要性 ~40歳を過ぎたら年に1回大腸がん検診を~


大腸がんは40歳を過ぎると大腸がんにかかる割合が年々増加してきます。この統計データをもとに、大腸がん検診を年に1度受けることを厚生労働省は勧めています。

ただし、検診で行われる便潜血検査の結果が必ずしも正しいとは限りません。
大腸がんではないのに陽性反応がでる可能性(偽陽性:ぎようせい)や、逆に大腸がんの見逃し(偽陰性:ぎいんせい)もあります。

繰り返し検診を受けることが、大腸がんの見逃しを防ぐことにもつながり、死亡する確率を下げられることが証明されています。しかし、まだまだ検診の受診率は低いのが現状です。

大腸がんの早期の段階では自覚症状がなく、かなり進行しないと現れてきません。ですので、毎年の定期的な検診を受けることが早期がんの発見には欠かせません。

便の性状が安定しない方、出血がある(あった)方、便が細くなった方、おなかの張りを感じる方、大腸ポリープを指摘されたことがある方、など、何か気になるお腹の症状がある方は検診結果が問題ない場合でも、内視鏡検査をお勧めします。

大腸がんはがんの中で最もかかる人数が多いといわれています。日本人の2人に1人ががんにかかるという統計からも、大腸がんは非常に身近な病気であるという意識をもって、自己管理を行うことが非常に重要です。

 

胃と腸の病気について

過敏性腸症候群について

過敏性腸症候群とは、腸に炎症などがなく、主にストレスが原因で下痢や便秘を繰り返す病気です。

 

症状によって、「下痢型」、「便秘型」、「混合型」にわけられ、下痢型は男性に多く、便秘型は女性に多い傾向にあります。

 

いずれも腹痛を伴い、排便後にはその腹痛が軽減するのが特徴です。不安を感じたり、緊張するとお腹が痛くなったり、過労や睡眠不足などの不規則な生活も原因とされています。

 

予防法としては、ストレスを軽減できるよう、規則正しいリラックスした生活が良いでしょう。

 

体質のように慢性的に症状が持続している方も少なくありません。
食生活などの生活習慣を気を付けるだけで改善することもありますが、長引く場合は専門医の診察をお勧めします。

 

胃と腸の病気について

大腸ポリープについて

大腸ポリープは大きく「腫瘍性ポリープ」と 「非腫瘍性ポリープ」に分けられます。
 

非腫瘍性ポリープには炎症性ポリープや過形成性ポリープがあり、大腸がんになることはほとんどなく、特殊なものを除いて基本的に切除の必要はありません。

 

 
 

 一方で、腫瘍性ポリープには良性の腫瘍と悪性の腫瘍があります。悪性の腫瘍がすなわち「がん」です。ただし、ポリープの形態をしたものは多くの場合早期のがんです。

良性の腫瘍は、「腺腫(せんしゅ)」と呼ばれ、大腸ポリープの中で最も多いとされます。

 

☆ 大腸腺腫 ☆

腺腫はがんになる一歩手前の状態(前がん状態)であり、大きくなればなるほど大腸癌のリスクが高くなります。前がん病変であるポリープを切除することで大腸がんを予防することができます。そのため、大腸内視鏡検査で腺腫を発見することは重要です。

しかし、実際には使用している器械や医師の経験により腺腫の発見率は大きく異なります。すでに海外の報告で、腺腫発見率(ADR)の高い医師は大腸癌を多く予防していることが証明されています(2014年の米国の報告 N Engl J Med 2014; 370:1298-1306)。

 

大腸ポリープは自覚症状がなく進行しますので、定期的な専門医による内視鏡検査をお勧めします。

 

 

足の病気について

弾性ストッキングについて

足がむくむ、疲れやすい、だるい・・・


このような足に関する悩みを持っている方は多いですよね。

 

こういった症状の方に『弾性ストッキング』という着圧のソックスが良いという話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

 

その効果とは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

正常の静脈の内側には、血液が重力によって逆流しないように「弁」というものがついています。

長い間立ちっぱなしの生活習慣を繰り返していると、血が下に溜まりやすくなってしまい、やがて弁が壊れてしまい、血液の流れが滞ってしまいます。すると、徐々に静脈が拡がり、血管が浮き出る下肢静脈瘤を発症してしまいます。この血液のうっ滞が足の疲れや、足のむくみの原因になってしまいます。

 

弁機能を保護する上で重要なのが『弾性ストッキング』です。これは、むくみなどの症状のみの方にも、静脈瘤を発症した方にも使用できます。

足を引き締めることで、弁を保護し、血流を良くしてくれる効果があります。使用している時は、疲れやむくみも解消できます。

 

では、どれを買ったらいいのでしょうか?
 

薬局などで売られている市販の弾性ストッキングでも効果は期待できますが、症状に合わせて適切なサイズと圧力のものを購入することをお勧めします。種類が選べる場合は、生地もかぶれにくいものを選べると長く使用できます。

ただ、通常のソックスやストッキングと比べて履きづらいのが特徴で、そのため、諦めてしまう人も多いのが現状です。

 

当院では、このような悩みの方に楽な履き方や最適な弾性ストッキングをご紹介しております。
脚のお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

 

胃と腸の病気について

便秘の予防と対策

便秘の予防には食生活の改善や適度な運動、排便の習慣づけ、また十分な休養が必要です。

中でも、食生活の改善は重要なので、便秘で悩んでいる方はこの機会に見直してみましょう。

 

     食事は規則正しく

不規則な食事は腸の働きを鈍くしてしまうので、1日3回しっかり食べましょう。特に、朝食は抜かないようにしましょう。

 

     食物繊維や水分を十分に摂る

食物繊維は腸のぜん動運動を高め、便の排泄をしやすくします。芋、豆、野菜、果物、キノコ、海藻、玄米など食物繊維を含む食品を多めに摂りましょう。

摂取量は1日18~20gが目安です。

水分が不足すると便が硬くなります。水分が含んだ便は容量が増して、腸に刺激を与えて便意を起こしてくれるので、水分を十分に摂りましょう。

朝起きたら、冷たい水や牛乳を飲むのも効果的です。

 

     主食はなるべくご飯にする

米などの穀類に含まれるレジスタントスターチという難消化性でんぷんは、小腸で消化されず大腸で食物繊維と同じような働きをします。小麦粉を使用したパンや麺類は、このような作用はあまりないので、ご飯を食べることをお勧めします。

 

     過度なダイエットは避ける

食事量を減らしたり、脂肪分を減らしすぎると、便の容量も少なくなり腸の動きも悪くなるため、便秘の慢性化を招きます。バランスのとれた食事を心がけましょう。

仕事や家事で忙しい方も、1日2食は、主食(ごはんなど)』、『副菜(野菜、きのこ、いもなど)』、『主菜(肉、魚など)』などのバランスのとれた食事を摂ることをお勧めします。

 

     腸内環境を整える食品を摂る

乳酸菌は腸内の善玉菌のエサになり、悪玉菌を追い出して善玉菌を増やそうという整腸作用があります。乳酸菌を含むヨーグルトや納豆、キムチ、味噌などの発酵食品、オリゴ糖などを積極的に摂りましょう。

 

肛門の病気について

血栓性外痔核

『血栓性外痔核』は肛門の血流が悪くなり、突然腫れて痛みを伴い、血液の塊(血栓)ができる病気です。
 

血栓性外痔核は、文字通り外痔核が腫れる病気なので、肛門に押し込んでもすぐに出てきてしまいます。

大きさは個人差がありますが、パチンコ玉ほどから大豆くらいの大きさがよくみられます。よくみると青黒い血栓が透けて見えるのが特徴です。

排便時に強くいきんだ時や、激しい運動、アルコールが原因となることが多いとされます。
 

治療は、基本的に軟膏や内服薬で治療が可能です。よくネット情報などをみて、内痔核の手術についての心配をされる方が非常に多くいらっしゃいますが、肛門の奥から脱肛する内痔核とはまた別の病気となります。
 

日常生活での対応策は、
 

     湯船につかって、温める

     排便時には強くいきまないように注意する

     便秘の方は、水分を多めにとり適宜便秘薬の調整をする

     アルコールや刺激物(香辛料など)を控える

     同じ姿勢を長く続けない(なるべく歩く時間をとる)

 

特に①は重要です。反対に冷えることは肛門にとって好ましくありません。投薬後数日~1週間程度で痛みはとれますが、血栓が完全に吸収されて消えるのに1カ月程度かかる場合もあります。

血栓が大きかったり、痛みが強い場合は、局所麻酔で血栓を除去する場合があります。外来処置で行い、日帰りすることが可能です。

 

血栓性外痔核は誰にでも起こりうる頻度の多い病気です。肛門に急な痛みや腫れを感じたら、早めにご相談ください。