とうげ外科胃腸科医院

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大腸肛門病学会に参加して 2019.10.11

大腸肛門病学会に参加して 2019.10.11

こんばんは。藤解邦生です。

2019.10.11より、ヒルトン東京ホテル(お台場)で開催された、第74回大腸肛門病学会に参加して参りました。
迫りくる台風の影響で、雨はそれほど降りませんでしたが、分厚い雲で、大好きなお台場の海と空も透き通る青さはみられませんでした。

大腸肛門病学会は毎年参加し、研究内容を発表しています。私が発表した内容は、「年齢と便秘スコアによるGoligher分類の病期間隔進行の予測」という演題です。
 


内痔核(=いぼ痔)の発育速度、つまり何年かけて脱出してくるのか、そして、何年後に手術が必要となるのかを年齢と便秘の程度から予測できるのかという内容について発表しました。

わかりやすく言うと、いぼ痔は何年かけて大きくなるのかについて研究しているということです。

そんなことわかっていないのか?と思われる方もいるかもしれません。

わかっていないのです。

紀元前から痔という病気は認知されていますが、現在まで、世界的にはっきりしたデータがないのが事実です。

個人個人で排便習慣や、食習慣、妊娠や出産の有無、性別などが異なるため、痔核は、大きくなるまでに個人差が非常に大きい病気であることが一つの原因です。 

私の研究内容を少しお話ししますと、便が何日も出ないという便秘はあまりいぼ痔の悪化と関係ありません。注意しておきたいのは、「便が出にくい」です。出にくいと、残便感が強くなり、いきむ回数や強さが増し、トイレの時間も長くなります。こういう排便習慣を繰り返していくうちに、いぼ痔というのは育ってきます。若いうちから痔が飛び出す、便も出しにくいという方は、手術が必要となる可能性があります。

自分は毎日でるから大丈夫!という方も油断禁物です。毎日出さないと気が済まないといって、「うーん、うーん」と毎朝無理やりいきんで出そうとしているといぼ痔ができてきます。

話が少し長くなりましたが、まだまだ痔核という病気は奥が深く、研究を続けてもなかなか病気の本性が解明されてきません。どうしてできるのかがわかってくると、予防法も具体的になります。こちらのほうが、皆さんにとっては、大事な情報だと思います。

これからも、研究とデータ構築を続けていきたいと思います。

今年の大腸肛門病学会は、巨大な台風が12日に関東に上陸する可能性が強まったため、2日間開催の予定が、1日のみで閉会となりました。
 

 



私も、帰広できなくなると困るので、楽しみにしていた懇親会も欠席して早々に新幹線で帰りました。帰りの東京駅は、11日のうちに移動する人で大混雑していました。

 

毎年のようにやってくる、過去に経験したことのないという災害。「災害が増えている原因は解明されているのだろうか?未来の地球の安全は保たれているのだろうか?」と疑問に思う日が最近多いように思います。

どうか、被害が最小限で済みますように。

(2019.10.11 満席ののぞみ車内から)

 

 

2019-10-11 23:04:19

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